[優良賞]トイレの使用状況やにおいを通知、親の健康状態をラズパイで遠隔確認
トイレでヘルスケア
~うんこで安心「今日のうん性」~
1. 背景およびシステム概要
ヘルスケアのヒント(健康管理センターの医師や看護師との雑談)
医師:
「悪玉菌が優勢になると、腸内でアンモニアや硫化水素などの有害物質が増加。ガスが臭いのもそのせい。肌荒れや免疫力低下などの不調を引き起こすよ」
看護師:
「脳卒中になった高齢者のおよそ20%が脳卒中の発作をトイレで起こしているらしいわ」
そこで、高齢者の見守りや家族の健康チェックを目的に以下を実現しました。みんなのラズパイコンテスト2015優秀賞の『もうガマンしない!社内トイレの空き個室を自席で確認できるシステム』を一般家庭向けに応用しました。
遠方で暮らす親が元気に生活しているかを、LINE Botからのトイレ使用状況(使用時間、使用頻度)の通知により確認することができます。
トイレ使用者の腸の状態を確認することができます。
サービスイメージおよびLINE Botからの通知は次のようになります。
トイレへ入ったタイミングおよびトイレから出たタイミングにLINE Bot(Benza神 BOTん)から通知されます。使用時間の異常(いきみによる脳卒中など)や使用頻度の異常(未使用とか頻尿とか)を検知できます。
トイレへ入った時のにおい初期値とトイレから出た時+1分までのにおい最大値を200~1023範囲でレポートします(うん性。単位はヘクサ(仮))。値が大きいほどアンモニアと硫化水素が雰囲気中に多い(悪玉菌が優勢)ことを確認できます。
LINE Botからの通知
また、こちらから話しかけるとトイレのにおい現在値を教えてくれます。入る時の事前チェックに、また、トイレ掃除の定期チェックに利用できます。おもてなし機能。
2. システム構成および処理方式
システム構成および処理方式は次のようになります。
システム構成および処理方式
トイレ(Raspberry Pi)
Ruby 2.3およびWiringPiを構築し照度センサとにおいセンサを制御
①照度センサとADコンバータを使ってトイレの明るさを測定し空室か使用中かを判定します(窓がないため空室時は暗い)。
②においセンサ(TGS2450)とADコンバータを使ってトイレのにおい(アンモニアや硫化水素の濃度)を測定します。
③LINE Platformが提供するBot APIを使ってトイレの開始時間、トイレの使用時間、トイレのにおい最大値を通知します(イベント実行)。
④Heroku上のWEBアプリにトイレのにおい現在値を登録します(定期実行)。
クラウド(LINE、Heroku)
LINE Platformが提供するBot APIおよびHeroku Platformを使用し対話型Botアプリケーションを実行
⑤スマホからBotにメッセージを送信するとHeroku上のWEBアプリがコールバックされます。
⑥Heroku上のWEBアプリはLINE Platformが提供するBot APIを使ってトイレのにおい現在値を応答します(イベント実行)。
3. 回路図、配線図、実物写真
ラズパイマガジン8月号に紹介されていたFritzingで作成しました。
回路図
配線図
実物写真
子供:
「お母さーん、頭痛いとき熱測るけど、お腹痛いとき何測るか知ってる?」
母親:
「測るって言っても体温計くらいしかないよね」
子供:
「これ!」
にこにこしながらにぎりっぺ
「さっきすかしっぺかけたら900超えたんだよー。お父さん最高記録って言ってた」
子供は天才。
健康診断や人間ドックで
看護師:
「はい、次はオナラ測りますねー」
「あらら1,000ヘクサ近くまで上がってますよ。だいぶ腸が弱ってますね」
なんて会話を聞ける日が来るかも知れない。